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50年ぶりに瞽女唄が帰ってきました。高柳での葛の葉会の瞽女唄が聴けます。

瞽女唄gozeuta


瞽女唄高柳公演のチラシ【公演ミニレポート】
平成23年8月6日(土曜日)、50年ぶりに柏崎市高柳町に瞽女唄の声が響きました。
ご縁があっての葛の葉会の瞽女唄公演、お客様が次々においでになり、会場のミュージアムショップ・コンバインは70人以上の大入りとなりました。
午後6時半、司会の佐々木東一さんのごあいさつに始まり、3人の葛の葉会のメンバーが入れ替わり、懐かしい瞽女唄を披露しました。初めての会場にメンバーは緊張気味。会場の温かい拍手と声援のおかげで大曲「祭文松坂・八百屋お七」忍びの段も無事終了。
葛の葉会メンバーによる曲目の解説にもみなさん熱心に耳を傾けておられました。
おなじみの新保広大寺や掛け合いが楽しい瞽女万歳では、声援や笑いがあふれ、和気あいあいの公演となりした。最後の発ち唄・伊勢音頭くずしまで、みなさんくつろいで楽しまれました。
主催された桑原喜一さん、どうもありがとうございました。
また、おあいしましょう。

 

「瞽女唄in高柳」 瞽女唄一覧

※ 録音機の具合が悪く、音の大きさに波ができ、たいへんお聞き苦しい唄になってしまいましたことをお詫び申し上げます。今回の瞽女唄については、記録としてここだけにとどめ、全体の一覧には再掲しないことといたしました。ご了承ください。

演  目 ・ 解  説 出 演 者
門付け唄「岩室」
長岡瞽女が中越地方のみに門付けに回る時に唄う。三味線の糸を弛めてザンコザンコと低い音で唄う。イヨーと掛け声が入るので「イヨ節」とも言われる。
唄:横川恵子・金川真美子
門付け唄「岩室」 を聴く
1分44秒 mp3(1.60MB)
民謡「新保広大寺」
越後ごぜ達が唄い広めた「新保広大寺節」は、全国にひろまり、江戸時代の五大流行唄の筆頭ともいわれた。
唄:金川真美子
新保広大寺 を聴く
2分57秒 mp3(2.71MB)
瞽女松坂
「松坂」は祝い唄で、瞽女は独特の節回しで新年を寿ぎました。まずはご挨拶がわりに…。
あらたまの年のはじめに筆取りそめてよろずの宝をかきとめる
わが恋は遠山かげのあの沢の雪いつうちとけて深くなる
唄:室橋光枝
瞽女松坂 を聴く
3分29秒 mp3(3.20MB)
段物「八百屋お七 忍びの段」
……<葛の葉会メンバーによる曲目の解説>……
1682年天和2年江戸の大火で八百屋の娘お七が焼け出されて、駒込のお寺の門前に仮住まいして、その寺小姓の吉三郎に恋をします。家の普請ができあがり、新宅へ戻るともう吉三郎に合えなくなる。大好きな吉さんに合いたい一心で寺に忍んで行く。今日は、この道中を歌うわけですが、「鳥づくし」「虫づくし」とか出てまいります。八百屋の娘なので「青物づくし」、だいこんだとかいろいろな野菜を歌いこんでいきます。今日は、ここまでになりますが、ここまでは艶っぽくて愛しい愛しい吉三さんっていうことなんだけど、その先になると、もう一度逢いたい、だけど逢えない、そうだ、また火事になればまた逢えるんだっていうんで、自分の家に火をつけちゃう。それが「火炙りの段」になって行きます。今日はそこに至るまでの「忍びの段」をお聴きいただきます。
唄:室橋光枝
その1 を聴く
18分03秒 mp3(16.5MB)

唄:金川真美子
その2 を聴く
12分23秒 mp3(11.3MB)

唄:横川恵子
その3 を聴く
10分50秒 mp3(9.92MB)
瞽女萬歳
太夫と才蔵による滑稽な掛合いの唄です。中世には「千秋(せんず)萬歳」といい、今日の漫才のルーツ。うち「柱立て」では家の柱に宿る神仏名が歌い込まれます。楽しい祝言(しゅくげん)の芸能。
唄:横川恵子・金川真美子
瞽女萬歳 を聴く
9分29秒 mp3(8.69MB)
伊勢音頭くずし
「くずし」とはいわばアレンジ。元唄を瞽女流にくずし、宿を借りた家の方々にお礼がわりに歌う「発ち唄」です。家の繁昌と家族の健康を祈るめでたい歌詞が特徴です。
唄:室橋光枝
伊勢音頭くずし を聴く
4分36秒 mp3(4.22MB)

 

瞽女唄in高柳の「柏崎日報」の記事

「柏崎日報」記事(2011年8月17日付)
▼当記事の掲載許可により転載いたします。

≪記事≫
瞽女唄の調べ懐かしく聴く
高柳で50年ぶり

 市内高柳町岡野町のギャラリー「グルグルハウス」でこのほど、瞽女(ごぜ)唄の公演が行われた。高柳には瞽女を泊めた家が多く、約100人が懐かしい調べに耳を傾けた。
 グルグルハウスは埼玉県などで活動する芸術家グループが昨夏開設した。メンバーの一人、川口市の桑原喜一さん(62)が瞽女唄ネットワークの会員で、高柳で瞽女唄が聞かれなくなって50年以上になることから、越後瞽女唄を今に伝える継承者による「葛(くず)の葉会」による公演を企画した。
 この日は、あいさつ代わりの門付け唄「岩室」で幕を開け、祭文松坂「八百屋お七」などが次々と披露された。後援の岡野町振興会の高橋進会長(67)は「私の家も瞽女宿だった。当時子どもだった私は『この人たちはいったい誰だ』と思いながら三味線の音を聞いていた。今日はその答えにようやく出会えた」と思い出を話し、「大勢の人から集まってもらい良かった」。
 やはり実家が瞽女宿だった岡野町の村山与四松さん(75)は「歌詞や独特の三味線の音が懐かしい。子どものころを思い出した」と熱心に聴き入っていた。
平成23年8月17日 柏崎日報(2面)

 


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