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小国芸術村について

ネットワーク前史kiroku


竹下玲子と小林ハルとの共演

小国芸術村について

 「ネットワーク前史」略年譜では、「小国芸術村が主体となって竹下玲子瞽女唄公演を開催」として、わずか一行の記事しか載っていないが、この小国芸術村の活動がすごい。この紹介だけでも一つのサイトが出来ようかという程の内容の濃い活動を展開したのである。
 いわば発想の天才の都会人・若林一郎と堅実な実務家・高橋実との出会いが、都市に住む芸術家と越後の片田舎に綿々と伝えられてきた伝統文化とのコラボレートを実現したのである。そして、その一つが瞽女唄であった。
 ここに瞽女唄は、若林一郎(シナリオライター)―竹下玲子(瞽女唄伝承者)―高橋実(小国芸術村事務局長)というラインで結びつき、竹下玲子に師小林ハルから学んだ唄芸を披露する場が与えられたのである。

 以下の年譜は『地方からの発信―小国芸術村−』P.216-218(越書房1990年刊)。本書出版以降の年譜は高橋実氏の記録から関係した部分を拾って補った。


小国芸術村略年譜

昭和58年8月
西山三郎、小国町役場訪問
昭和58年9月
西山三郎、若林一郎・田中世津子を伴って町役場訪問
昭和58年12月
若林一郎、小国町山野田の空き家を購入し、小国芸術村と命名
昭和59年1月
西山三郎、土蔵を購入し、アトリエに改造
昭和59年2月
若林一郎、芸術村私案を町役場大久保重嗣に提示
昭和60年8月
山野田にて、芸術村の会員と地元との交流会をもつ
昭和61年4月
童話作家松谷みよ子ら来町、夏の民話学校打合せ
昭和61年6月
芸術村会員高田唐吉仲介によりスイスのロマンモティエと国際姉妹都市契約
昭和61年8月
小国町にて日本民話の会主催「夏の民話学校」開催
昭和61年12月
若林一郎、小国芸術村現地駐在員本田知子を伴って来町
  国土庁「ふるさとC&Cモデル事業」に小国芸術村が選ばれる
昭和62年3月
小国町に小国芸術村現地友の会設立準備すすむ
昭和62年4月
芸術村を支援する小国芸術村現地友の会設立、会員百五十名
昭和62年5月
小国町にて芸術村主催の小国芸術村フェスティバル開催、紙芝居、ごぜ唄、昔話を語る
昭和62年7月
若林一郎、脚本ミュージカル「風の歌コタンの歌」を小国町にて上演
昭和62年8月
スイスから小国和紙を学びにビビアン・フォンティーヌ来町、三カ月滞在
昭和63年1月
日本民話の会、小国町採訪、地元で「とんと昔を聞く会」を開催
昭和63年3月
芸術村友の会機関誌「へんなか」第一号発刊
昭和63年4月
小国町太郎丸村芝居、若林一郎脚本「小国義民伝」を上演
昭和63年5月
小国町山野田に「小国芸術村会館」「和紙の館」「国際交流の館」の三館がオープン。オープニングフェスティバルおこなわる
昭和63年6月
スイスのロマンモティエ町へ小国町民間有志19名で訪問
昭和63年8月
町と芸術村友の会主催「渋海川シンポジウム」開催
昭和63年8月
スイスの建築デザイナー、ビトー・ビルチン来町、三カ月滞在
平成1年1月
「高校生と村の文化を語る座談会」(芸術村友の会主催)
平成1年5月
ステーキハウス「八石」オープン
平成1年9月
山野田芸術村会館にてスイスの版画家ピェール・オベール展
平成1年10月
町と芸術村友の会主催「巫子爺人形操競演」NHKテレビ放映
平成1年10月
牧野小国町長らスイスのロマンモティエ町を公式訪問
平成2年1月
東京武蔵野市にて「小国和紙と生活展」開催
平成2年3月
第三回小国雪まつり、芸術村友の会「ごぜ唄と昔話を聞く会」を開く
平成2年8月
芸術村友の会「検証―戦後の青年団活動」シンポジウム開催
平成2年9月
『地方からの発信−小国芸術村』(越書房)編集発刊
平成3年4月
瞽女唄ネットワークを立ち上げる。竹下玲子瞽女唄活動支援
平成4年4月
「小国芸術村」友の会、新潟県異業種交流センター地域活性化大賞受賞
平成5年8月
「小国芸術村」友の会、第1回親睦旅行、上越方面へ。以後、毎年開催
平成9年2月
おぐに雪まつり「瞽女唄と昔話の会」
平成10年2月
「へんなか」21号にて終刊号。おぐに雪まつり「瞽女唄と昔話の会」開催
平成10年8月
「友の会だより」第1号発行。会員89名に減る。
平成11年2月
おぐに雪まつり協賛「瞽女唄と昔話の会」
平成12年2月
おぐに雪まつり「瞽女唄と昔話の会」に越後瞽女唄・葛の葉会始めて出演
平成13年2月
おぐに雪まつり「瞽女唄と昔話の会」葛の葉会出演
平成13年4月
第15回「小国芸術村」友の会解散総会。芸術村友の会解散を宣言。「小国文化フォーラム」立ち上げる(5月)

さらに詳しい年表は「小国文化村」友の会年表をご覧ください。


 当時は各地で同様の地方文化の見直しが行われていたのか(いわばブームであったのか)どうかは分からないが、ここで、数回にわたり「小国芸術村」について触れてみたい。

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